プロテニス四大大会のウィンブルドンがイギリス・ロンドンで6月27日から7月10日まで開催されています。
現地時間7月4日の時点で4回戦までが終わりベスト8が出揃いました。7月5日と6日で準々決勝が行われます。
本日は準々決勝のカードを紹介します。
MAGIC EIGHT 🎱
— Tennis TV (@TennisTV) July 4, 2022
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準決勝カード紹介
Djokovic(1) v Sinner(10)
優勝候補筆頭の35歳Djokovicと20歳にして四大大会3度目の準々決勝進出を果たした次世代No. 1候補Sinnerの試合です。
両者の対戦歴は去年のモンテカルロ・マスターズ2回戦のみです。このときはDjokovicがストレートで勝利を収めています。
成長著しいSinnerが芝のサーフェスでどこまでDjokovicに食らいつけるか楽しみです。
Goffin v Norrie(9)
キャリア最高ランク7位だが現在58位までランクを落としている31歳Goffinと、ここ1年でランキングを上げ現在12位のNorrie 26歳の対戦です。
Goffinはトーナメントで勝ち上がれない状況がここ数年続いています。そんな中、キャリア4度目の四大大会準々決勝に進出しました。30代にしてキャリア初の四大大会準決勝に進出できるか注目です。
Norrieは開催国イギリスの選手ということでイギリス人観客の期待を集めています。2021年10月にインディアンウェルズ・マスターズでマスターズ1000初優勝を果たし、今年はすでに2大会で優勝しトップ10入りも果たしました。今、波に乗る選手です。
GoffinとNorrieの唯一の対戦は、去年バルセロナで対戦しGoffinが途中棄権した試合です。
Garin v Kyrgios
生粋のクレーコーターGarin 26歳と「悪童」と呼ばれることの多いKyrgios 27歳の同年代対決です。
Garinは今まで獲得した5つのタイトルすべてがクレー大会のものであるというクレー巧者ですが、キャリア初の四大大会準々決勝進出が今回の芝のウィンブルドンになりました。
Kyrgiosはポテンシャルはあるのに気分のムラが目立つのがもったいないと言われ続けてきた選手です。
両者にとって、キャリア初の四大大会ベスト4進出をかけたこの一戦が楽しみです。
Fritz(11) v Nadal(2)
今年に入ってキャリア最高の8位をマークした期待の若手Fritz 24歳と史上最多の四大大会22勝を成し遂げたレジェンドの36歳Nadalが相まみえます。
Fritzは今年のインディアンウェルズ・マスターズ決勝でNadalを下し優勝しブレイクを果たした選手です。Nadalは言わずもがなレジェンドです。しかし2度目のウィンブルドン優勝を成し遂げた2010年以降は優勝カップから遠ざかっているウィンブルドンで久しぶりに優勝できるか注目を集めています。
両者は今年のインディアンウェルズでの対戦前に2020年のアカプルコで初対戦し、このときはNadalが勝利しています。
雑感
今大会で勝ち残ったメンツの中に、Medvedev(ロシア人締め出し)やRublev(同左)、Zverev(怪我)、Hurkacz(初戦敗退)、Berrettini(コロナ感染)、Cilic(同左)、RBA(同左)がいないのが寂しいです。
準々決勝以降の勝敗を下に予想しました。
まずDjokovicがSinnerを破り、NorrieがGoffinを破る予想です。そしてDjokovicが順当にNorrieを下し決勝進出をするでしょう。
KrygiosはGarinに辛勝し、FritzはNaddalに破れるでしょう。そして、KrygiosがNadalを破り決勝進出する大番狂わせを起こすかも知れません。
決勝でKyrgiosはDjokoovic相手にフルセットの善戦を繰り広げますが最後に芝を食むのはDjokovicになると予想します。