恒星間ボトルメール

Interstellar Message in a Bottle

文学って難しい? ううん、そんなことないよ!

文学には難しくとっつきにくいイメージがある。しかし、文学はアニメや漫画、ラノベ、映画、ドラマ、演劇と同列のカルチャーに過ぎない。

たとえば英文学の名作とされるオースティン『高慢と偏見』は一言で言えばラノベのラブコメである。

夏目漱石三四郎』は、女性経験の少ない若者・三四郎が上京してきて……というお話である。次の展開が気になって一気見読みができてしまう。

LITERATURE

どうか文学は難しいと思わないでほしい。もし難しいと感じるなら、その原因は次のように分析できる。

  1. 活字が苦手だから
  2. 使われている文体に慣れていないから
  3. 舞台の時代や地域、文化に馴染みが薄いから
  4. つまらないから
  5. まだ読むべき時期が訪れていないから

まず1つ目は、活字の日本語を読むのが苦手だから難しく感じるというパターンである。もし、活字を読めるようになりたい強いやる気があるなら、何十冊も読んで慣れていくのが結局は近道になる。

2つ目は、たとえば明治の文豪の言葉遣いに馴染みがないという問題である。これも明治の文学を読み込むことで解決できる。

3つ目は、たとえばヘルマン・ヘッセの『車輪の下』で19世紀ドイツの時代背景がとっつきづらいから読みにくいという問題である。この問題を解決するためには、映画やドラマで時代背景に馴染みを作るという方法がある。

4つ目は端的に言ってつまらないからというパターンである。文学を読んでいてもし読み進めるのを苦痛と感じるなら、それは文学が難しいというよりかはそれがつまらないからと考えてしまってよい。

5つ目は、自分がまだその作品をよむべき時期を迎えていないという問題である。今つまらなく読み進めるのができないと感じたとしても、様々な経験を経てまた読んでみたら面白いと感じることがあるかもしれない。

結局何が言いたいかをまとめる。文学は難しくない。今読むべき作品に出会えたなら誰かが止めようとしても一気読みしてしまうほど面白く感じる。だから文学が難しいと捉えないで欲しい。