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読んだ作品
「あなたはよっぽど度胸のないかたですね」
「彼は、少女サビツがギルガメシュを慰めた言葉をも諳んじている。しかし、息子をなくした隣人を何と言って慰めてよいか、知らない。」
「私たちの小説が、ギリシャの昔から性懲りもなく恋愛を堂々めぐりしているのも、個性が個性自身の解決をする以外に手がないからで、何か、万人に適した規則が有って恋愛を割りきることができるなら、小説などは書く要もなく、また、小説の存する意味もないのである。」
次に読む作品
雑感
教養は人類が文化を発展させていくための共通の基盤です。
武道で型を学ぶように文学では名作と呼ばれる作品を読むのが教養を得るための基本です。
面白くない小説を読むのは苦痛です。小説を読み進められないならばその小説は今君が読むべき小説ではありません。読むべきくる時が来たら読みましょう。
『三四郎』は冒頭シーンのセリフ「あなたはよっぽど度胸のないかたですね」が胸に刺さります。それ以降、特に劇的な出来事がおきるわけでもなく淡くストーリーが進んでいきます。主人公、三四郎の不甲斐なさが残る結末でした。
『恋愛論』にはなるほどと思わせる記述がそこかしこにありました。