今回は、前回3/17に続いて『朝倉内科学第11版』の第2章を読んでいく。
第2章の目次はこちら。
目次
- 加齢・老化
- 老化の科学
- 高齢者の保健や診療における目標
- 高齢者の診察と評価
- 高齢者の薬物療法
TOPICS
トピックを取り上げて深堀りする。
Werner(ウェルネル)症候群
古典的な遺伝性早老症。常染色体劣性遺伝(AR)である。早老症は英語でProgeria。
OMIMページも参照。
冠動脈疾患と非上皮性の悪性腫瘍が2大死因。アキレス腱の石灰化が特徴。
原因遺伝子は、RecQ型DNAヘリカーゼをコードする遺伝子WRNである。
DNAヘリカーゼはDNA二本鎖をほどくための酵素である。RecQ型DNAヘリカーゼとは、RecQに似たDNAヘリカーゼのことのようだが、RecQとは何のことだろうか?
コードされる蛋白質についてはUniProtページを参照。
WRNは様々な組織で発現する。ただし、神経系では発現量は低い傾向である。
Werner症候群と診断されたベトナム人女性のドキュメンタリーを以下に埋め込む。
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- 活力ある超高齢社会
- Hayflickの限界
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- 予備能
- 急性期の多病
- 流動性知能と結晶性知能
- 認知症と譫妄のちがい
- うつ病性偽性認知症
- Werner症候群
- 遺伝性早老症
- テロメア
- スカベンジャー系
- サーチュイン
- mTOR
- ADL
- 手段的ADL
- 国際生活機能分類
- サルコペニア
- HDS-R: The Rivised Hasegawa's Dementia Scale
- CGA: Comprehensive Geriatric Assessment
- 老年症候群
- ポリファーマシー