医師国家試験
今回は2021年2月に実施された115回医師国家試験Bブロックの問題を解きます。
Bブロックは全部で50問あり、25問が必修一般、15問が必修臨床、10問が必修長文です。必修一般だけが1問1点で、それ以外は1問3点です。
すなわちBブロックの配点は100点です。
振り返り(必修一般)
25点中18点でした。
問題番号 | テーマ | 内容 |
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115B9 | 子宮内膜症 | ダグラス窩に有痛性の硬結 |
115B14 | 歩行の異常 | 痙縮は錐体路障害(上位運動ニューロン障害)を示唆。はさみ足歩行は両側性の錐体路障害、分回し歩行は片側性の錐体路障害。 |
115B15 | 急性咳嗽 | 胃食道逆流症は慢性咳嗽。マイコプラズマ肺炎は急性咳嗽。 |
115B19 | 左室の前負荷 | MS(M弁狭窄)では左室に入る量が減る。 |
115B20 | 採血管 | 採血管の分注の際は、凝固機能検査の採血管を優先。クエン酸ナトリウムと血液の割合が重要。 |
115B22 | 腹腔内臓器 | 腹腔内臓器は呼吸で移動する。 |
115B23 | 喀痰培養 | 最終結果まで数日かかる。 |
振り返り(必修臨床・必修長文)
1問3点です。75点中63点でした。
問題番号 | テーマ | 内容 |
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115B27 | Master二段階負荷試験 | 運動負荷心電図法の一つ。労作性狭心症の診断に用いられる。 |
115B45 | 補液 | 乳酸リンゲル液は細胞外液の補充 |
115B48 | プロラクチノーマ | ドパミン作動薬(カベルゴリン、ブロモクリプチン)で治療。 |
115B50 | 悪性リンパ腫 | 確定診断のため、表在リンパ節からの組織診。sIL-2R高値。 |
全体の結果
第115回医師国家試験Bブロックの結果は、100点中81点でした。1日目の段階では必修80%を辛うじて上回ることができています。
必修2日目Eブロックの結果やいかに。