周期表には118個の元素が入っています。そのうち、大学入試の化学で覚えるべき元素を紹介します。
覚えるべき元素
こちらの周期表で示した59個の元素を覚えるのがおすすめです。
まず、第1周期から第4周期まではすべて覚えます。1族と2族は第7周期まで覚えてしまってください。11族から18族まではどの族も第6周期まで暗記しましょう。さらに10族第6周期に、すなわちAuの左隣にPtがあることも頭に入れましょう。
全部で118個ある元素のうち、以上の範囲を覚えるとちょうど半分の59個暗記したことになります。大学入試に対応するにはこれで十分過ぎます。
この図で緑色は非金属元素、オレンジ色は典型金属元素、黄色は遷移金属元素です。
また第6周期のアスタリスク(*)はランタノイドを示し、第7周期のアスタリスクはアクチノイドを示します。
語呂合わせ
原子番号1~20までは
水兵リーベ、僕の船、七曲り、シップス、クラークか。
H He Li Be, B C N O F Ne, Na Mg Al, Si P S, Cl Ar K Ca.
で覚えられます。
第4周期は
閣下にスコッチ、バクロマン、徹子に、どうあがいても勝てない、ゲルマンあっせん、ブローカー。
K Ca Sc Ti, V, Cr, Mn, Fe Co Ni, Cu Zu Ga, Ge As Se, Br Kr.
という語呂合わせがあります。
1族、2族、11族~18族は語呂合わせで縦に覚えましょう。
拡大版周期表
Baの右隣にあるランタノイドとRaの右隣にあるアクチノイドを広げると図のようになります。
色分けは1枚目の周期表と同じです。今回は、高校化学でよく見る元素を太字で示しました。
縮小版周期表
色分けは1枚目と同様です。金属元素と非金属元素の境が第2周期から第6周期まできれいに階段状になっています。こうして見るとHが非金属元素であることが不思議に思えます。
動画
周期表の暗記に関する動画を3本紹介します。
まとめ
大学入試化学対策としては周期表の第1周期から第4周期までをすべて覚え、さらに1、2、11~18族を縦に覚え、最後にAuの左隣にPtがあることを覚えれば十分です。
周期表のこの範囲を自分で書けるようになるまで練習しましょう。