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整形外科 重要疾患 10選【広く浅く臨床医学】

整形外科 重要疾患 10選

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  • スポーツ障害(ACL損傷足関節外側靱帯損傷半月板損傷アキレス腱断裂
  • 骨折(橈骨遠位端骨折大腿骨頸部骨折上腕部骨幹部骨折上腕骨内側上顆骨折
  • 骨粗鬆症
  • 変形性関節症(変形性股関節症変形性膝関節症
  • 脊髄損傷
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 感染性疾患(化膿性関節炎骨髄炎
  • 末梢神経障害(肘部管症候群Guyon管症候群手根管症候群
  • 原発性骨腫瘍(骨肉腫Ewing肉腫

スポーツ障害

  • 前十字靱帯(ACL)損傷
    • Lachman試験と前方引き出しテストが陽性。下肢MRIが有用。
  • 足関節外側靱帯損傷
    • いわゆる足捻挫。前距腓靭帯損傷が多い。保存療法が中心。
  • 半月板損傷
    • McMurrayテストが陽性。
  • アキレス腱断裂
    • Thompsonテストが陽性となる(ふくらはぎをつかむと患側では底屈が生じない)。つま先立ち不可能だが、ただの底屈は可能。

骨折

  • 上腕骨骨幹部骨折
    • 橈骨神経麻痺。
  • 上腕骨内側上顆骨折
    • 肘の内側の位置。尺骨神経麻痺。
  • 橈骨遠位端骨折
    • 特にColles骨折。中高年女性が手をついて転倒したとき。
  • 大腿骨頸部骨折
    • 高齢女性に好発。

骨粗鬆症

変形性関節症

  • 変形性股関節症
    • X線像の所見は、関節裂隙の狭小化、骨嚢胞、骨棘。
  • 変形性膝関節症
    • X線像の所見は内側関節裂隙の狭小化、骨棘形成、骨硬化像。

脊髄損傷

腰椎椎間板ヘルニア

  • 腰部MRIが有用。L4/5とL5/S1が好発部位。
  • L4/5レベルでL5神経根の障害。踵立ちが困難(足関節と足趾背屈力の低下)。
  • L5/S1レベルでS1神経根の障害。アキレス腱反射の低下。
  • 下肢伸展挙上(SLR)テストでL5, S1の神経根障害を検出。大腿神経伸展(FNS)テストでL2, 3, 4の神経根障害を検出。

腰部脊柱管狭窄症

  • 神経性間欠跛行がみられる。馬尾症状(両下肢・殿部・会陰部の異常感覚、膀胱直腸障害など)と神経根症状(下肢や殿部の疼痛)が現れる。

化膿性関節炎

  • 主な起炎菌は黄色ブドウ球菌(SA)。小児は股関節に、成人は膝関節に好発。

骨髄炎

末梢神経障害

  • 尺骨神経麻痺
    • 肘部管症候群(高位)
    • Guyon(ギヨン)管症候群(低位)
  • 正中神経麻痺
    • 手根管症候群
      • Phalenテスト、Phalen Oテストを行う。母指球筋の萎縮。

原発性骨腫瘍

  • 骨肉腫
    • 10代男性に好発。膝付近の骨幹端部に好発。ALP高値、spicula、Codman三角などの骨膜反応。
  • 軟骨肉腫
  • Ewing肉腫
    • 10代男性に好発。大腿骨などの長管骨骨幹部、骨盤などに好発。onion-peel appearane型の骨膜反応。

その他

  • 大腿骨頭壊死
  • 肩腱板断裂
    • 棘上筋断裂が多い。
  • 先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全
    • 患側が短く見える。
  • 肘内障
    • 輪状靭帯の亜脱臼
  • 大腿骨頭壊死症(ANF)
    • ステロイド投与歴(SLE患者)MRIで骨頭内帯状低信号域(band pattern)。
  • 手の変形性関節症
    • ヘバーデン結節はDIP
    • ブシャール結節はPIP。

おまけ

  • 手根骨

  • 足根骨

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まとめ

整形外科領域の重要な疾患は、スポーツ外傷、骨折、骨粗鬆症、変形性関節症、脊髄損傷、腰部椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、末梢神経障害、感染性疾患、原発性骨腫瘍である。

参考

  • 『病みえvol. 11 運動器・整形外科』

リンク

www.joa.or.jp