「印象派・光の系譜」
東京・丸の内の三菱一号美術館で「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」が開催されている。
今回は、展覧会名に含まれているモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガンを中心に、印象派と後期印象派について見て行く。
作品リスト
作品リストはこちらである。イスラエル博物館所蔵の作品が合計で69点、展示されている。
モネは3点、ルノワールは7点、ゴッホは3点、ゴーガンは5点である。
作品数が最多なのは7点のルノワールである。次に作品数が多いのは6点のコローとピサロである。5点のセザンヌ、ゴーガン、ブーダンが続く。
シスレーは3点である。
なお、特別展示として飾られているモネの《睡蓮》3点を含めると、モネ作品は合計6点である。
印象派・後期印象派
印象派とは、19世紀後半に、フランス・パリで起こった芸術運動のことである。風景や人物の「印象」を明るい色彩で、ふんわりとしたタッチで描くことが特徴である。
1874年に第1回印象派展が開催された。そして1886年までの間に合計で8回、印象派展があった。この時期が印象派が盛り上がった時期である。
初期メンバーは以下の4人とされる。
また、ゴッホ、ゴーガン、セザンヌは後期印象派の画家とされている。
以下で、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガンの代表作を紹介していく。
モネ(Monet・仏・1840-1926)
モネは印象派の代表的画家である。代表作の一つはパリのマルモッタン美術館所蔵の《印象・日の出》である。
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ルノワール(Renoir・1841-1919)
ルノワールもモネと並ぶ、印象派の代表的画家である。代表作は、パリ・オルセー美術館所蔵の《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》である。
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ゴッホ(Gogh・蘭・1853-1890)
ゴッホは後期印象派と括られる。代表作として、ニューヨーク近代美術館(MoMA)所蔵の《星月夜》の画像を下に置く。
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ゴーガン(Gauguin・仏・1848-1903)
ゴーガンも後期印象派とされる。《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》(ボストン美術館所蔵)が代表作の一つである。
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年表
印象派の時代である1870年代、1880年代に起きた出来事を下に列挙する。
世界が大きく、動いた時代だったと言えよう。
まとめ
印象派
モネの代表作は《印象・日の出》であり、ルノワールの代表作は《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》である。
後期印象派(ポスト印象派)
ゴッホの代表作は《星月夜》、ゴーガンの代表作は《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》である。
リンク
- Musée Marmottan Monet