恒星間ボトルメール

Interstellar Message in a Bottle

医学ヤマのヤマ その3【広く浅く臨床医学⑥】

医学ヤマのヤマの最終回として13項目をお届けします。


医学ヤマのヤマ その3

  1. AR(大動脈弁閉鎖不全)では拡張期灌水様雑音が聴取される。逆流性。
    • RはRegurgitation(逆流、ぎゃくゅう)のR。
    • SはStenosis(狭窄、きょうく)のS。
  2. 酸素ボンベの色は黒色。
  3. 細胞骨格
    • アクチンフィラメント。
    • 微小管(チューブリン)は有毛細胞の線毛や精子の鞭毛で使われる。
    • 中間径フィラメント(ケラチンなど)
  4. ダンピング症候群は胃切除後症候群の一つである。早期ダンピング症候群と後期ダンピング症候群がある。
    • 早期ダンピング症候群は、腸管内への急速な食物の流入によって起こる。腹痛、めまいが生じる。
    • 後期ダンピング症候群では、大量の糖の吸収に対してインスリン過剰分泌が起こり、低血糖状態となる。めまい、手指の震え、全身脱力感が生じる。
  5. ワルファリンは抗凝固薬。ワルファリンはビタミンKと構造が類似するため、ビタミンKの拮抗薬としてはたらく。
    • 凝固因子1:フィブリノゲン
    • 凝固因子2:プロトロンビン
    • 凝固因子3:組織因子(TF)
    • 凝固因子4:カルシウム
    • 凝固因子2(プロトロンビン)、9、7、10はビタミンK依存性凝固因子。これらはワルファリンで阻害される。
  6. 採血時の溶血により、K、AST、LDH(乳酸脱水素酵素)が増加する。
    • FDPはフィブリンやフィブリノゲンの分解産物。
    • LDHにより、乳酸とピルビン酸が行き来する。
  7. Wilson病はATP7Bの異常。銅とセルロプラスミンの結合が阻害され、肝をはじめとする全身臓器に銅が沈着。肝障害。血清セルロプラスミンの低値。Kayser-Fleischer角膜輪。
  8. ケトン体。
  9. 医療事故調査。
  10. 突然死は、発症後24時間以内の予期せぬ内因性疾患による死亡のこと(WHOによる定義)。外因による死亡は含まれない。
  11. ランブル鞭毛虫はヒトの消化管に寄生する。糞便検査で検出される。
  12. 輸血の際は、交差適合試験を行う。主試験では、ドナーの血球上の抗原を調べる。凝集があればABO不適合など。
  13. 産業医。50人以上なら産業医1人以上。3,001人以上なら産業医2人以上。

凝固系 補足

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凝固系

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ビタミンK1

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ワーファリン