テニスツアー開催都市マップ
男子プロテニスツアーの2021年シーズンが先日終了しました。今回は、2021年にプロテニスツアーの大会を開催した都市のまとめをお届けします。
こちらが2021年のツアー大会の開催都市にマーカーを置いた地図です。
ATP250(39大会)、ATP500(9大会)、ATP1000(8大会)の開催都市にそれぞれ黄色、オレンジ色、赤色のピンを立てました。グランドスラム開催都市には赤紫色の星マークを付けました。
青色と緑色のチェックマークはそれぞれ、ATPファイナルズとネクストジェンATPファイナルズの開催都市です。オリンピック開催の東京は青紫色のひし形マークで表しました。
地域別に開催都市を見て行きます。
オセアニア(3大会)
アジア(トルコを含む)(6大会)
さらに、ATP250大会がシンガポール、カタールの首都・ドーハ、カザフスタンの首都・ヌルスルタン、トルコ・アンタルヤで行われました。ヌルスルタンの旧称はアスタナでしたが、2019年に初代大統領の名前にちなんでヌルスルタンと改称されました。
今年アジアで唯一のATP500大会が開かれたのはアラブ首長国連邦のドバイです。
南米大陸(3大会)
3大会ともホームの選手が優勝しています。コルドバ・オープンを制したのはアルゼンチンの若手ジュアン・マヌエル・チェルンドロ、ブエノスアイレス・オープンで優勝したのはアルゼンチンのシュワルツマン、サンティアゴ・オープンで優勝を飾ったのはチリのガリンでした。
北米大陸(13大会)
米国の東海岸側では全米オープン、シンシナティ・マスターズ、マイアミ・マスターズを始めとする8大会がありました。一方、米国の西海岸側ではインディアンウェルズ・マスターズとサンディエゴ・オープンの2大会が開かれました。
合計10大会の米国が、今年にもっとも多くの大会が開かれた国です。
カナダ唯一の大会はトロント・マスターズでした。
メキシコ2大会の開催地アカプルコとロスカボスはどちらも北米大陸有数のリゾート地です。
ヨーロッパ(トルコを除く)(38大会)
大会数ランキングで次に続くのは、ローマ・マスターズ、トリノのATPファイナルズ、ミラノのネクストゲジェンATPファイナルズなどの5大会が開催されたイタリアです。
大会数が4個でランキング4位タイにつけた国は、スペインとドイツです。
ジョコビッチの故郷セルビア・ベルグラードではATP250大会が2回開催されました。1大会目では、準決勝でジョコビッチを破る大金星を挙げたカラツェフを、決勝で破ったベレッティーニが優勝を飾りました。2大会目ではジョコビッチが無事に優勝を果たしています。
まとめ
本日は、2021年のツアー大会開催都市のまとめをお届けしました。ヨーロッパと北米大陸に大会が集中していることや、アジアの大会数が少なかったことなどが確認できました。来年のテニスツアーが今から待ち遠しいです。
マップ作成方法
本マップの作成方法は次の通りです。まず、男子プロテニスの統計サイト『Ultimate Tennis Statistics』の「Tournament Events」ページ(https://www.ultimatetennisstatistics.com/tournamentEvents)から、2021年の63大会の情報をCSV形式でダウンロードしました。このCSVファイルには、大会のグレードの列も含まれていました。このファイルの大会名の列を参考に、開催都市名の列を追加しました。
そして、『Batch geocoder for journalists』(https://geocode.localfocus.nl/)を用いて各開催都市の緯度と経度を取得し、これらの列もCSVファイルに追加しました。
最後に、このファイルをgoogleマイマップにインポートし、本マップを作成しました。
参考ページ
Ultimate Tennis Statistics 『Tournament Events』https://www.ultimatetennisstatistics.com/tournamentEvents
ATP Tour 『Tournaments』https://www.atptour.com/en/tournaments