恒星間ボトルメール

Interstellar Message in a Bottle

90_文学は孤独につける薬

ヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』(1906)【文学は孤独につける薬】

2022年第26週はドイツ人作家ヘルマン・ヘッセの小説『車輪の下で』です。 www.kinokuniya.co.jp 『車輪の下で』 『車輪の下で』は一言で言うなら、ガリ勉で内気な少年ハンス・ギーベンラートが将来を期待されながらも挫折して破滅するお話です。 中学校や高…

平安時代の人身売買・児童労働が題材の森鴎外『山椒大夫』(1915)【文学は孤独につける薬】

www.kinokuniya.co.jp 2022年第25週は森鴎外の代表作『山椒大夫』です。文庫本で数十ページの読みやすい作品です。 あらすじ まずは山椒大夫のあらすじを紹介します。 時はヘイアン時代。小さな姉と弟がママに連れられてパパを訪ねる長い旅に出ました。姉は…

川上未映子『夏物語』(2019)【文学は孤独につける薬】

2022年第24週は川上未映子の『夏物語』です。 www.kinokuniya.co.jp 『夏物語』 『夏物語』は第138回芥川賞(2007年下半期)受賞作の『乳と卵』の世界を引き継いだ作品です。 『乳と卵』に登場する主人公の夏子、姉の巻子とその娘の緑子が本作品にも登場しま…

『Lonely Planet Japan 16th edition』(2019)【文学は孤独につける薬】

2022年第23週はこのガイドブックである。 www.kinokuniya.co.jp "Lonely Planet Japan 16th ediction" 『Lonely Planet Japan』は、英語で書かれた日本のガイドブックである。1冊926ページで日本全国を北から南まで網羅する。日本語で書かれたガイドブックで…

『涼宮ハルヒの憂鬱』(2003)【文学は孤独につける薬】

www.kinokuniya.co.jp 『涼宮ハルヒの憂鬱』 現実世界で冴えない毎日を送る男が、ラノベで美少女との関わりを妄想して満たされなさを慰める。 ラノベの読者にはこんなスティグマが付きまとう。 ラノベの世界で起きることには欲望が赤裸々に反映される。これ…

【文学は孤独につける薬】80年代~10年代の小説5冊《山田詠美・綿矢りさ・吉本ばなな・村田沙耶香・水村美苗》

2022年第21週はこちらの5冊。 www.kinokuniya.co.jp www.kinokuniya.co.jp www.kinokuniya.co.jp www.kinokuniya.co.jp www.kinokuniya.co.jp 吉本ばなな『キッチン』(1987) 山田詠美『ぼくは勉強ができない』(1991) 水村美苗『私小説 from left to righ…

【文学は孤独につける薬】大和和紀の源氏物語マンガ『あさきゆめみし』(1979-1993)

2022年第20週はこちらの一冊。 www.kinokuniya.co.jp 『あさきゆめみし』 MOMIJI 古典の授業で『源氏物語』は日本古典の傑作と散々聞かされた。 プレイボーイ・光源氏が数々の女性と浮名を流す。そんな話を54巻に渡って延々と読まされるのはうんざり。 図書…